漢方医学では、世の中のすべての事情を「陰」と「陽」に
分けて考えます。
「冷たい、湿っぽい、暗い」などが陰性の特徴、
「熱い、乾いている、明るい」などが陽性の特徴です。
宇宙の現象でいえば太陽・夏・昼が陽で、
月・冬・夜が陰です。
人間の体質もまた、「陰性体質」と「陽性体質」に
分けられます。漢方では、病気とは「陽性」か「陰性」か
どちらかに傾いた状態をいいますので、病気の予防や
治療には、自分の体質と反対の性質を持つ食べ物を摂る
ことをおすすめしています。
人は加齢とともに体温が下がり、陰性の傾向が強まってきます。
年齢とともに「陰性食品」を中心に摂ることが
健康の増進につながります。
【陽性体質】
・がん
・脳梗塞
・心筋梗塞・・・など
体温が高く、筋肉質でエネルギッシュですが
がん、脳梗塞、心筋梗塞などの欧米型の病気にかかることが
多いタイプです。
【陰性体質】
・肩こり
・低血圧
・アレルギー
・リウマチ
・うつ・・・など
体に水分が多いので、体が冷え、肩こり、低血圧、アレルギー、
リウマチ、うつなどに悩まされる傾向もあります。