1 北でとれたもの
気温の低い地域に住む人は自然と体をあたためる食べ物を
摂るようになり、また温める食材が摂れる。
気温の高い地方では体を冷やす食べ物が摂れ、住む人は
それらを食べる。理屈ではなく、古くから言われていることです。
2 硬いもの
体を冷やすとされる水や油が含まれる食材の多くは柔らかい。
したがって柔らかい食べ物は体を冷やすと考えてよいでしょう。
チーズや黒砂糖、氷砂糖、乾燥果物、漬物など原材料より
硬いものは水分が少なく体を温める性質があります。
3 赤・黒・黄・橙ものも
赤身の肉やチーズ、卵、たくあん、塩鮭、明太子、紅茶、
小豆、黒豆などは体を温めます。
牛乳、緑の葉菜、豆乳、白砂糖、白パン、化学調味料、
緑茶など、青・白・緑の食べ物は体を冷やします。
4 塩
ナトリウムの多い食べ物⇒塩、味噌、醤油、ちりめんじゃこ、
肉、卵、チーズ、漬物、根菜などは体を温めます。
カリウムの多い食べ物は冷やします。
5 間性の食べ物
玄米、とうもろこし、イモ類、大豆などの、黄~薄茶色の
中間色をした食べ物は体を温めも冷やしもしない「間性」と
いう食べ物です。人類の主食となってきたといわれているものを
いいます。
6 日本酒・赤ワイン
ブランデーやワインの原料となる、北方産の果物のブドウは間性の
食べ物でお酒にすると体を温めます。日本酒は原料が米で水分も
約86%(ビールは93%)と少なく、熱燗にするとその温め作用は
さらに強くなります。
7 熱を加える、塩を加える、発酵させる
陰性体質の人が陰性の食べ物を食べたいときは、火を加えたり
塩をふったりして陽性の要素を加えるといいます。
牛乳⇒チーズ、だいこん⇒たくあん、緑茶⇒紅茶など。
常に毎日は大変ですが、意識して摂取できるときは少し考えてみましょう。